60%キーボードを自作するときの結論構成 = 普通のやつ (BM60RGB_V2)

キーボードを1つ作るとすぐ別のキーボードを作りたくなる例の病にかかるのを少しで緩和するため「僕の考えたベストなキーボード」を作りました。

過去60%キーボードを複数個使ってきた経験として不満だと思う点は

  • スイッチをはんだ付けするとスイッチ不良時に交換修理がやたら面倒
  • 右Shiftの横にボタンを1つ追加するだけでもキーキャップの長さが違うので選択肢が激減する
  • HHKB配列は好きだけどスペースキーの長さが違うだけで同じくキーキャップが少ない
  • ケースで妥協するともっとマシなケース買えば良かったと常に後悔する

てことです。つまり標準的な60% ansiこそ最強になる(はず)。

今回はKPrepublicでほとんど買いました。

bm60rgbはホットスワップ式なのではんだ付け不要!のはずがキースイッチ挿すときに少し斜めになったのかホットスワップアダプタが剥がれたので結局はんだ付けが必要でした。念のため他のアダプタもはんだで補強しておいたので数回の抜き差しには大丈夫そう。

Kailh Box 静音ピンクはシルバー軸ほどでないけど押下圧が低く軽い動作なのでFPSプレイ中にWASD付近のボタン誤爆対策でQ,E,Z,CだけCherry MX 静音赤軸に変更。

あとはいつも通りQMK Firmwareで好きなように書き換えるはずがbm60rgb v2は公式のリポジトリで命名則統一しようみたいなアレがあって qmk_firmware/keyboards/kprepublic/bm60hsrgb_poker/rev2 としてマージされてるので自分でなんとかする場合は階層が深めです。

で、こう。

MO(L)

MO(R)

キーマップこれです。
bm60hsrgb_poker/rev2/keymaps/oflow

JDS Labs ATOM AMP & ATOM DACを買った

こだわりのありそうなオーディオデバイスを作ってるアメリカのJDS Labsです。
ATOM AMPを2019年1月ごろに購入していて、つい最近になって同じラインのATOM DACが発売されたようなので買いました。

ATOM AMP $99, ATOM DAC $99と比較的安価でどちらもノイズが少なく出力も十分なので入門にはもってこいだし、同価格帯でやたら強い中華オーディオから離れたい場合の1つの解ではと思う。
ただ送料3000円と結構するので買うなら2つまとめてで。

ATOM DACは32bit/384kHzのDSDなし。
ATOM AMPのINPUT切り替え・GAIN切り替えボタンはヘッドフォン・イヤフォン使い分け時になかなか便利。

Audio Science Reviewとか見るとなんか良さそうなこと書いてそう。
バランス入出力?そんなん知らんしAK4490で十分やろ。わからんけど。


今の。

XD60で静音赤軸60%の自作キーボードをアレしたときのやつ

xd60_00

いつものCherry MX静音赤軸で作ったやつです。
PCBとケースがKPrepublic Store、キースイッチとかは前回利用したShenzhen YMD Tech
右Shiftの横にキーを1つ追加したせいでキーキャップが足りなくなったんで計画性がいまいちでした。


こうなって。


はんだ付けして。


こう。

一般的な60% 61キーANSIレイアウトの右Shift横に1キー追加の62キー。
QMK firmwareなのでOK60と同じようにTap-Holdで違うやつを割り当てるアレ使って左右ShiftがCtrlとIME制御、スペースがShiftとスペースのMod-Tapみたいなやつ。

こんな配列。

ファームウェアはここ (github/oflow/qmk_firmware)

HHKBライクでQMK FirmwareのCherry MX静音赤軸キーボード

見た目がHHKB Proなのに中身はCherry MX軸でQMK firmwareが入ってるというちょっと変わったキーボードを買いました。

いつものAliexpressです。

HHKB Cherry Switches QMK Programmable Mechanical Keyboard
https://www.aliexpress.com/item//32799705288.html

画像の見た感じやタイトルに「DIY Kit」と入ってたのでパーツだけ送ってこられる自作キットだと思っていたのに、いざ届いてみると完成品でした。手間が省けたと喜ぶか自作したかったと悔しがるかみたいな微妙なところです。

今回の場合はキーボード自作で必要な以下のセットが組み立てられてます。

  • PCB (OK60)
  • ケース
  • プレート
  • キースイッチ (Cherry MX軸またはGateron軸)
  • Mini USBケーブル
  • ネジとか
  • HHKBっぽくカスタマイズされたQMKファームウェア

ここで足りないのはキーキャプだけ。

手持ちのキーキャップでいけるだろうと高を括るとスペースバーの長さが違っていたり右Shiftあたりも変なサイズなのでさっぱり合わず、後から買う羽目になったりします。
キットとキーキャップまとめて買うと割り引くようなことが書いてたので一緒に買えばいいんじゃないかと思います。

それでこの静音赤軸というのが職場で使ってるGateron茶軸(GMK QMX-Clip付き)よりもわりと静かで、家で使ってたCherry MX赤軸をふんわりさせたような打ち心地になっていて、たぶんこのあたりの軸を好む人には最適解ではという感じです。

あとはこのキーマップを入れ替えたり動作を変えたりする作業です。

qmk_firmware/keyboards/ok60 にOK60用のキーマップがあるんですが、HHKB配列には対応していないので販売者(YMD Tech)が用意しているKeyboard Firmware Builder用の設定ファイル(ok60hhkbgeneral.json)を使うことになります。

https://www.aliexpress.com/store/product//429151_32809893696.html
に説明書と設定ファイルのURLがあったんでそこから必要そうなものをダウンロード。

順序としては

  1. ok60hhkbgeneral.jsonをダウンロード
  2. Keyboard Firmware BuilderでJSONファイルをアップロード
  3. キーマップ変えたりしてコンパイル
  4. ok60hhkbgeneral.hexをダウンロード
  5. QMK Toolboxでファームウェア適用

みたいなことです。
コンパイル環境があればソースコードもダウンロードできるのでさらに細かく設定できるようになってます。

なのでそうしました。

Arch Linuxにpacmanでavr-gcc avr-binutils avr-libc gtest gmock、Githubからdfu-programmerをインストールしたようなメモが残ってたのでそのあたりが必要っぽいです。

そんな感じで以下のようなキーマップ、Mod Tapを設定してます。

OK60 HHKB LAYER 0

OK60 HHKB LAYER 1

OK60 HHKB LAYER 2

Space and Shift 単押しでSpace
長押しでShift
IME ON Ctrl+Shift+Insert
を右Shiftに配置してATOKで設定
Shift+IME ON
MO(1)+IME ON
IME OFF
Shift+Backspace Delete
Shift+Esc ~
Ctrl+Esc `

基板に付いてるLEDを光らせることもできたり、さらにレイヤー操作しただけで光る色を変えたりできたんですけど、こんなキーボードを使う時点で手元を見ることは100%ないんで消しました。
あとCtrl+Alt+Delが押せなくなったので慌ててMO(2)に付けたりとかです。

と、いうようなアレをGitHubに置いてるので使いたい場合はうまくアレしてください。
https://github.com/oflow/qmk_firmware

オリジナルのqmk_firmware/keyboards/ok60に上書きして make ok60:hhkb でたぶんいけます。

Windows 10 Creators Update(FCU, A2U)後にネットワークコンピューターが表示されなくなる問題

Anniversary Updateの状態だと接続すらできなくなり、Creators UpdateインストールしてるPCからだと「接続はできるが一覧に表示されない」という状態になったので。
Fall Creators Update, April 2018 Update後にもこの現象が起きるのは設定が初期化(デフォルトではオフ)されるからのようです。

ググるとMicrosoftコミュニティにほぼ同じ症状な人たちが見つかります。
Windows 10 Creators Update のインストール後、ネットワーク一覧に接続されているコンピュータ名が表示されない【Ver1703】

とりあえずの解決策
コントロールパネル
 → プログラムと機能
  → (左メニューの)「Windowsの機能の有効化または無効化」
   → □ SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート

この「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」がオフになっていたら☑にして再起動。

※SMB1.0に脆弱性があったけどWindows Updateでパッチ適用してたら今のところは大丈夫っぽい。

まだダメな場合
サービス
 → Function Discovery Provider Host
 → Function Discovery Resource Publication

コメントにあったので追記です。この2つのサービスが止まってるとSMB1.0/CIFSが有効でもダメらしいので「スタートアップの種類」を「自動」に変更しておくと良い。

ここまで全部するとなんだか面倒くさいのでbatファイルで一括して設定できるようにしました。

ダウンロード : Enable SMB1.bat

.batファイルをダウンロードして「管理者として実行」そして再起動したらSMB1.0/CIFSとサービスが有効になってるはずです。

以下ファイルの中身です。
sc.exeでサービス有効にしてdism.exeでSMB1Protocolを有効にしてます。

Trinity Audio ICARUS IIIを買ったので画像とか

プレオーダーで買っていました。半年以上も前に。

大幅に遅れて届く(まだ届かない)だとか自転車操業だとか酷い言われようのTrinity Audioですが、まぁ予定より3ヶ月遅れた程度でした。

ICARUS III – TRINITY AUDIO ENGINEERING
https://www.trinityaudioengineering.com/products/copy-of-icarus-iii

スペックとして記載してあるのが以下。

  • アルミニウムシェル
  • 交換用フェイスプレート(赤・黄・青)
  • 11mm デュアルコイルトランスデューサー + 第2世代バランスドアーマチュア
  • なんかいいOFCケーブル2本(バランス×1・アンバランス×1)
  • チューニングフィルタ×12
  • 他ケース、6.3mm変換アダプター、日本人にはフィットしなさそうなイヤーチップいっぱい

これでもかという過剰な付属品を見ると「価格の半分は付属品では?」と疑ってしまう。

ケーブルにはワイヤーが入ってないので自分好み。

フィルターの説明書が付属していたけど印刷が追いついていないのか明らかに別モデルのものでTrinity Audioのフィルターについてのページで確認するしかなかった。
TRINITY AUDIO – FILTERS EXPLAINED – TRINITY AUDIO ENGINEERING

裏側に黒いメッシュ(with black dumper)・白いやつ(with damper)・何もなしの3種類があって、メッシュ的なものが付いてるのは低域が減ったりたぶんそんな感じではと思う。
迷ったら特にいじってなさそうな赤かシルバーあたり良さそう。紫は高域が不自然になったのでおすすめはしない。

1ヶ月ちょっと使用した感じでは、まずフィルター部分が長すぎてかびっくりするほど耳にフィットしない。なので遮音性が損なわれてIEMとしては少し勿体ない。

音は低域から十分に鳴らして控えめなBAで繊細さを補うという典型的なハイブリッドっぽさが感じられる。
どのフィルターでも高域が刺さらないのでユニットの配置で調整していそう。中がいまいち見えないのでわからん。
赤フィルターを好んで使っていると価格なりに音場が広くバランスが良くなっていると思う。少なくとも安いハイブリッドよりは綺麗に鳴らしている。

決して悪い音ではないし、今まで使ってきたハイブリッドイヤフォン(3BA1DD除く)の中では一番いい音だとは思うので「セールやってたら買ってみたらどうだろうか」ぐらいに思う。

Magicforce 68キーのキートップを交換した

前からやりたかったやつ。
海外にまで手を伸ばすとCherry MXキー(互換含む)なら結構な数のキートップが販売されているので標準っぽいサイズなら大体問題ないはず。
個性的なやつはMassdropあたりを見ていると良さそう。

今回買ったのがこちら。
Cool Jazz Black Gray mixed Dolch Thick PBT ANSI ISO layout 104 87 61 Keycaps OEM Profile Key caps For MX Mechanical Keyboard

たまたまやってた8月のセールとかぶって2000円ぐらい。
無刻印・テンキーレス(87キー)を買ったのでFnキーやPageUp、PageDownあたりが余るけど、足りないよりはマシかと。
実際交換すると見事にぴったりで廉価キーボード様々だと思う。

元々のキートップはこう。

そもそもブラインドタッチができてキーボードを見ないし、LEDも常時オフなので見た目を変えることに意味はないけれど、やってみるとなかなかに満足度は高く感じた。
安かったし。

扇子をいただきました

8月16日が誕生日だったもので、それで扇子欲しいって言ってたらプレゼントで。
7.2寸44間で短地のやつ。
通算で3本目の扇子。やったぜ!

市松模様が特別好きというわけでもないけど、扇面が右端だけ薄い色で裏表がわかりやすかったり細工も格子状になっていたりとバランスがなかなか良い。

正直、ストラップは邪魔だと思う。

2年ほど使ったやつ。色が好み。

この60間のやつを長いこと使っていたせいで44間になると若干の物足りなさを感じてたけど、そのうち慣れるかな。
外に出るときは大体持ち歩いてることだし。

そして3本目にもなるとメガネやイヤフォンのアレ的なスパイラルでもう1本買っても…… とかなって来年の夏に増えてそう。

Magicforce 68キー (Gateron茶軸)を買ったのでなんやかんや

職場用のキーボードをようやく新調しました。
HHKB Lite2あたりと悩んでたんですけどFnキーの位置だとか個人的によく使うIns, Delキーの位置がそこそこ便利そうってことでMagicforceにしました。

こちら。
Qisan ゲームメカニカル式キーボード 有線 GATERON茶軸 68キー バックライトモード付き 黒色

Cherry MX互換のメカニカルなGeteron茶軸ですが、海外ではGateron茶軸・赤軸・白軸(クリアー軸)ともに評判が良いみたい。
日本のAmazonで購入できてベースがブラックだと茶軸しかなかったのでこれ。

職場だと茶軸はうるさいのでは?って問題ありそうだけど他の人はゴミみたいなメンブレン(かなりうるさい)なので割と大丈夫そう。メカニカルっぽいパチパチした高音が耳障りになってるかもしれんけど。

Gateron茶軸はまぁ評判通り「適度に軽く」「適度に反発がある」というCherry MX茶軸と同じように打ちやすく疲れにくい。
海外のフォーラム見てると「とりあえずGateronなら大丈夫」みたいなことが書いてたりするので失敗しづらい選択ではと思う。

画像でわかるようにキー配列を若干入れ替えていて、裏側のDIPスイッチでWinキーとFnキーをまず入れ替え、WindowsのremapkeyだとかでWinキーと右Altキーを更に入れ替えてこんなことに。

十字キーの位置が右Ctrl側にめり込んでたり、F1~F12キーがごっそりなくなってるのがちょっと特徴的でそこはもう少し慣れが必要かなと。

総合的にHHKB Lite2よりは配列に癖が少なく、普通のテンキーレスよりコンパクトなのに使用感はそこまで変わらない。そして価格面でも満足度が高いキーボードだった。

へっぽこスクリプト・スタイルシート