
ここ1年使っていたイヤフォン、Creative Aurvana In-Ear2が足に引っかけたりして左だけ音が出なくなったので新しいイヤフォン買おうとあれこれ物色してたらなぜかサラウンドヘッドフォン SONY MDR-HW700DSを買ってしまった。
今まではオーディオIFのTASCAM US-366からスピーカー・Aurvana In-Ear2、ヘッドフォン出力にAKG K240MKIIを繋いでいたけど、これの光デジタル・同軸デジタル出力はステレオのみなのでサラウンド対応するためにグラフィックカードのHDMI出力からMDR-HW700DSに繋いでスルー出力をディスプレイへ繋ぐということに。
ついでにHDMI入力端子は3つあるのでPS3とPS Vita TVも繋いでHDMIセレクター(これも壊れてた)の役割も担ってくれた。
それで約1週間使ってみての感想はというと
映画やライブBDの視聴にはなかなか使える
正直「どうせバーチャルサラウンドだろ……」なんて舐めてたけどマンション住まいなのでAVアンプとサラウンドスピーカーは実家に置いてきたし、深夜でも気兼ねなくそれなりの迫力とそれなりのサラウンド感で視聴できた。
密閉型ということもありセミオープン型のK240MKIIよりは遮音性が高く音漏れしづらいのもポイント。
ライブBDでもCINEMAモードのまま設定でCenter Level +4~5dbにすると声も聞き取りやすくなりバランスよくなった。
CINEMAモード・GAMEモード・VOICEモードでCenter/LFE Levelをそれぞれ別の設定にできたらいいのだけどそこは共通みたい。
(この設定はヘッドフォン側のボタンで操作できるのでわりと簡単)
ゲームにもかなり使える
ゲームといってもFPSだけど足音で位置を探るような場合にステレオヘッドフォンよりは有利じゃないかと思う。サラウンド対応ゲームのストーリーモードなんかでも映画と同じように迫力がでるので古いゲーム以外ではお世話になりそう。
遅延に関しては気になるレベルでなかったのでたぶん大丈夫。
ステレオ音源に関してはかなり微妙
エフェクトなし、VOICEモード(ステレオ)のどちらにしてもそれなりに性能のいいステレオヘッドフォンには音質面で不利。
ただ比較できるヘッドフォン(AKG K240MKII)があったというだけなので、ワイヤレスなのを生かしてケーブルを気にせずPC前から離れて何かしながら使うのには便利。
長時間付けてもそれほど疲れない
ヘッドフォン部分にバッテリーが内蔵されているので重そうなイメージだったけど3~4時間付けっぱなしで映画やゲームに集中してももそれほど疲れなかった。長時間使用は耳より目の方が疲れる。
あとイヤーカップがでかいのでピアス4つ付けたままでも痛くならない。
COMPRESSION機能も微妙
爆発音を押さえたり会話を聞きやすくするらしいこの機能、音場が狭くなるのでせっかくのサラウンドが台無しになる。
ラノベ主人公の「え、なんだって?」という状態の時にでも使うんだろうか……。

ビックリゾーンてなんやねん。
「Dolby Prologic IIz」「DTS Neo:X」の違いはそんな分からない
もう好みの問題では思う。この切り替えボタンはヘッドフォン側になく面倒臭いのでDTS Neo:Xのままになってる。
ワイヤレス故のノイズ
デフォルトで2.4GHz帯・5GHz帯を自動で切り替える仕様になっていて、Wi-Fiルータや他の電波と干渉しづらいみたい。掛けたままベランダやキッチンに行く程度なので5GHz固定で切断されるということも今のところない。
ただ、充電しながら聴いてるときよりUSBケーブル抜いた方が若干ノイズが混じっている。無音のときにやっと分かるぐらいのノイズだから気にするほどでもない。
というような感じ。
ちょうど値上がりしたときに買ったけどポイントを駆使してギリギリ2万円以内におさめたので満足のいくヘッドフォンになった。