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Trinity Audio ICARUS IIIを買ったので画像とか

プレオーダーで買っていました。半年以上も前に。

大幅に遅れて届く(まだ届かない)だとか自転車操業だとか酷い言われようのTrinity Audioですが、まぁ予定より3ヶ月遅れた程度でした。

ICARUS III – TRINITY AUDIO ENGINEERING
https://www.trinityaudioengineering.com/products/copy-of-icarus-iii

スペックとして記載してあるのが以下。

  • アルミニウムシェル
  • 交換用フェイスプレート(赤・黄・青)
  • 11mm デュアルコイルトランスデューサー + 第2世代バランスドアーマチュア
  • なんかいいOFCケーブル2本(バランス×1・アンバランス×1)
  • チューニングフィルタ×12
  • 他ケース、6.3mm変換アダプター、日本人にはフィットしなさそうなイヤーチップいっぱい

これでもかという過剰な付属品を見ると「価格の半分は付属品では?」と疑ってしまう。

ケーブルにはワイヤーが入ってないので自分好み。

フィルターの説明書が付属していたけど印刷が追いついていないのか明らかに別モデルのものでTrinity Audioのフィルターについてのページで確認するしかなかった。
TRINITY AUDIO – FILTERS EXPLAINED – TRINITY AUDIO ENGINEERING

裏側に黒いメッシュ(with black dumper)・白いやつ(with damper)・何もなしの3種類があって、メッシュ的なものが付いてるのは低域が減ったりたぶんそんな感じではと思う。
迷ったら特にいじってなさそうな赤かシルバーあたり良さそう。紫は高域が不自然になったのでおすすめはしない。

1ヶ月ちょっと使用した感じでは、まずフィルター部分が長すぎてかびっくりするほど耳にフィットしない。なので遮音性が損なわれてIEMとしては少し勿体ない。

音は低域から十分に鳴らして控えめなBAで繊細さを補うという典型的なハイブリッドっぽさが感じられる。
どのフィルターでも高域が刺さらないのでユニットの配置で調整していそう。中がいまいち見えないのでわからん。
赤フィルターを好んで使っていると価格なりに音場が広くバランスが良くなっていると思う。少なくとも安いハイブリッドよりは綺麗に鳴らしている。

決して悪い音ではないし、今まで使ってきたハイブリッドイヤフォン(3BA1DD除く)の中では一番いい音だとは思うので「セールやってたら買ってみたらどうだろうか」ぐらいに思う。

Magicforce 68キー (Gateron茶軸)を買ったのでなんやかんや

職場用のキーボードをようやく新調しました。
HHKB Lite2あたりと悩んでたんですけどFnキーの位置だとか個人的によく使うIns, Delキーの位置がそこそこ便利そうってことでMagicforceにしました。

こちら。
Qisan ゲームメカニカル式キーボード 有線 GATERON茶軸 68キー バックライトモード付き 黒色

Cherry MX互換のメカニカルなGeteron茶軸ですが、海外ではGateron茶軸・赤軸・白軸(クリアー軸)ともに評判が良いみたい。
日本のAmazonで購入できてベースがブラックだと茶軸しかなかったのでこれ。

職場だと茶軸はうるさいのでは?って問題ありそうだけど他の人はゴミみたいなメンブレン(かなりうるさい)なので割と大丈夫そう。メカニカルっぽいパチパチした高音が耳障りになってるかもしれんけど。

Gateron茶軸はまぁ評判通り「適度に軽く」「適度に反発がある」というCherry MX茶軸と同じように打ちやすく疲れにくい。
海外のフォーラム見てると「とりあえずGateronなら大丈夫」みたいなことが書いてたりするので失敗しづらい選択ではと思う。

画像でわかるようにキー配列を若干入れ替えていて、裏側のDIPスイッチでWinキーとFnキーをまず入れ替え、WindowsのremapkeyだとかでWinキーと右Altキーを更に入れ替えてこんなことに。

十字キーの位置が右Ctrl側にめり込んでたり、F1~F12キーがごっそりなくなってるのがちょっと特徴的でそこはもう少し慣れが必要かなと。

総合的にHHKB Lite2よりは配列に癖が少なく、普通のテンキーレスよりコンパクトなのに使用感はそこまで変わらない。そして価格面でも満足度が高いキーボードだった。

HCK DZX-4BAを買ったのでなんやかんや

ピタゴラスイッチ的なアレでうっかりVT Audio 3BA1DDを踏んで端子をぶち折ってしまったので急遽注文したやつ。
1DDの代わりに1BAが入り合計4BA。

こちら。
NiceHCK DZX-BA In Ear Earphone 2~6 BA Drive Unit Optional DIY HIFI Monitor Printing NiceHCK Customized With MMCX Interface

商品説明にあるように、フェイスプレートやらカラーをかなり好きなように選べるんですけど1つぐらいは欲しいと思ってた中二を拗らせた黒ベースのギアです。
サンプル画像とそんなイメージが離れることもなく中二感がほどよい。

4BAの構成は29689の刻印以外は見えないので
* 高域1 (ED-29689)
* 中域2 (DTECのようなデュアル)
* 低域1 (でかいユニット)
ではないかな。知らんけど。

十分すぎるほど中~低域が出ているにも関わらず高域やボーカルも埋もれることなく聞こえてくる、なかなかバランスの良い音。
BA型の音が好きな人なら大丈夫そう。

ただシェルが(VT Audioより)若干でかいので耳の形と合わずフィットしない可能性もある。

到着から2週間ほどメインで使ってみたところ4BAという多ドラ中華イヤホンにしては微妙に少ないユニット数なのでマイルドに聴き疲れしづらく、結果的にぶち折ったイヤフォンの代替ではなく完全に上位互換なのでは?と思うようになったのでアタリっぽい。
買って本当に良かった。

いつもの銀メッキケーブルのワイヤーを外したやつと、acoustic effectのMサイズイヤーピース、ZERO AUDIOのクリップで。

1700円で買えるエレコムのハイレゾDAC EHP-AHR192を買ったので

勢いでポチってしもた……。

現在、Steinberg UR242 (オーディオインターフェイス)と NuForce uDAC-3 (DAC)を使い分けてるのだけど、前々から気になっていたAndroid用DAC ELECOM EHP-AHR192 がWindows 10 Creators Update(のUSB Audio Class 2.0対応)でPCに接続してもDACとして認識できるようになったというので、ついうっかり。

なんせPCで使用するためのmicroUSB変換アダプタも含めて2000円以下(2017年6月現在)になるというELECOM特有のアホみたいな値下がり。


これケーブル外せたら最高だったかもしれない。


ご家庭に用意されているNuForce uDAC-3と比較しても元が小さいだけにあまり分からんが一応。


そして接続するだけで認識されてこうなるわけです。
Creators Updateインストールして良かったといえる唯一ぐらいのメリット。


プロパティを確認すると16bit/44.1kHzから24bit/192kHzまで幅広く対応できると。


ちなみに、uDAC-3は16bit/44.1kHz~96kHz、32bit/44.1kHz~96kHzまでとなっている。

で、使ってみた感想。

uDAC-3はDAC部分にES9023(? たぶん)、EHP-AHR192では旭化成のAK4430ETということでどちらも評判は良く、手持ちのイヤフォン audio-technica ATH-IM02で視聴したところ……。

EHP-AHR192(AK4430ET)はややシャープで繊細な音、uDAC-3(ES9023)はそれに比較するとダイナミックな印象。
廉価DACにありがちなホワイトノイズもEHP-AHR192はかなり頑張っていて、普通のイヤフォンなら滅多なことで聞こえないはず(ATH-IM02なら聞こえるけど)。

次にヘッドフォン AKG K702をEHP-AHR192に繋ぐと圧倒的にパワー不足で、小さく弱々しい音になってしまったのでそこは元々がAndroid端末用だし仕方がないかなと。
外出先でIM02を使うことはあってもK702なんか使うやつもいないだろうし。

uDAC-3が良くできたDACだったので対抗馬としてはちょっと弱いもののコストパフォーマンスでは最高なわけだし、職場でアニメや音楽の視聴そして「移動中にちょっといい音を」なんてのに持ってこいでは。

さぁ、在庫あるうちに買うんだ!

acoustic effectのイヤーピースを買ったので

acoustic effect イヤーピース

スパイラルドットとスピンフィットとファイナルEタイプがあれば良いとか言ってたわりにまた買ったんです。
acoustic effectというあまり見ないところのやつ(有名だったらすみません)。

イヤフォンのラインナップを見ると36000円~60000円となかなかのお値段なのですが、イヤーピースだけでも購入できるようです。
ただし、お試しできるような3サイズセットの販売はなくS/M/Lサイズそれぞれ3ペアに耳垢防止フィルター付きの「すでにacoustic effectの製品を購入してサイズがわかっている人向け」というアレ。

このイヤーピース、ググると「他のイヤーピースよりサイズが小さめで柔らかい」と出てきたりします。
実際に買ってみると本当にサイズが小さい。が、小さいけど「内径が太いので意外にもいつものサイズでいける」という印象。

フィルターはaeのイヤフォンじゃないと意味がないのでそっと置いておこう……。

ae_s_m
左からae(Sサイズ)、ae(Mサイズ)、final Eタイプ(Sサイズ)、SpinFit(Sサイズ)、SpinFit(Mサイズ)です。

普段はSpinFit(Sサイズ)かfinal Eタイプ(Sサイズ)を使っているので並べた感じだとMサイズで合いそうなのに装着してみると太さ故かやや圧迫感があり、Sサイズで丁度いいという結果。

そして音の傾向は内径の太さが関係しているのか、イヤフォンの音を素直にそのまま耳に届けるという感じ。
あまり脚色しない音なのでBA型・D型・ハイブリッドのそれぞれの良さを感じられるかもしれません。
なにより柔らかく長時間着けてても耳が疲れないという点においても個人的に理想のイヤーピースだと思います。

もし油田を掘り当てたらacoustic effectのイヤフォンも一緒に買ってみたいものです。

ae_im02
IM02にも。

ae_vt3ba1dd
VT3BA1DDにも。

ということでイヤーピースは十分満足してますが、写真を撮るのに照明がしょぼすぎてなんか残念に見えるのが唯一の心残り。

finalのイヤーピース Eタイプ・クリアが届いたので

final Eタイプ クリア S/M

そういえばfinalのイヤーピースって不自然なぐらい評判いいですね。
意識の高そうな専門店で売ってるからなのかなとか、サイズ展開が豊富だからとか……?

個人的にはSpinFitのSとM、スパイラルドットMSがあれば十分だと思ってるわけですが、新しいものがあれば結局買ってしまうアレです。
そしてfinalのイヤーピースは公式オンラインショップだとゆうパケット送料140円と手を出しやすいんですよね。

前々からSS~LLまでのお試しセットを持っていて最近購入したVT audio 3BA1DDに付けると意外にもスパイラルドットより耳にフィットしたのでクリアカラーを追加購入しました。
Crystal Tipsの装着感にはさすがに勝てないけど外で使うのにシリコン系イヤーピースのお手軽さが欲しいってやつです。

final Eタイプ S/M 色違い
上からEタイプ クリアS・クリアM・ブルーグレーM。
見た目以外は同じだけどクリアなのでどのイヤフォンに合わせやすそう。

VT audio 3BA1DD + final Eタイプ
クリアSです。

違いは高音を強調するスパイラルドットに対して、final Eタイプは低音が少し盛られてる感じ。
高音好きにはあまり合わない音なのにフィット感がやたら良くて悩ましい。

まぁ、今回は音の違いを気にせずに選んでるのでVT 3BA1DDにはfinal Eタイプ(クリア・S)ってことに…… なるのかな?

VT audio 3BA with 1DDのイヤフォンが届いたので

VT3BA1DD

この左右で色が違うやつ、11.11セール時に注文したのが40日ぐらいかかってようやくです。

Aliexpress.com
>> Wooeasy Earphones Store
>> 2016 New VT Custom Made 3BA with 1DD Hybrid in Ear Earphone Around Ear Earphone With MMCX Plated Earphone

イヤフォン着けるときに形や刻印を見て判断するの面倒で赤(Red)が右(Right)と非常にわかりやすいのが選んだポイント。

なんやかんや割り引いて$146.8だったのでかなり安くなってたんだけど、セール直前にアメリカ大統領決定からの円安がかなり影響して日本円で¥16,000ほど。あいつ絶対許さねぇ……。

VT3+1
パッケージ。ブリキ缶みたいなアレ。

VT3ba1dd
白いイヤーピース(S・M・L)に銀メッキケーブル、黒い収納ケースが付属。
ケーブルにワイヤーは入ってなくてチューブで補強されてる程度でヘナヘナ感が半端ない。


中身が透けてて各ユニットが確認できる。
ライトを当てて頑張ればBAユニットは30265と29689の文字が読めます。
DTEC-30265 (中~低域用ユニット)、ED-29689 (フルレンジユニット)ってことかな?


付属ケーブルがヘナヘナだったので以前に買ったクセが付きにくい銀メッキケーブルに交換して、イヤーピースはスパイラルドットのMSに交換。


オーテクのATH-IM02も同じケーブル使ってたので並べたらVTの3BA1DDのデカさが際立つな……。
ケーブル挟んでるやつはZERO AUDIOのマグネットクリップ。めっちゃ便利やぞ。
 

でだ、肝心の音だけど。
1DDあるおかげで低音も鳴らしていて、マルチBAによくある音の圧力(濃さ)がかなりくる。
ATH-IM02と比較してしまうとその低音に圧倒されがちだけど中・高音が鳴ってないわけじゃなくて、オーケストラ曲なんかでは幅(奥行き?)を感じられる十分に繊細な音が出ている。
音の分離というのか解像度というのか、まぁそんなアレだ。
上品なドンシャリっぽくなかなか優秀でどのジャンルの音楽もうまく鳴らしてる印象。

そして、ATH-IM02と同じく無音時のホワイトノイズを拾いやすいのでノイズの少ないDACがあればなお良さそう。

手持ちのイヤフォンとは音の傾向がかなり違うので煌びやかな高音が欲しいときにATH-IM02、ノリのいい音楽にはVT 3BA1DDと使い分けできる。役割分担がうまくいった感じ。
高音好きにはVTの3BA・4BAとかのハイブリッドではないものを買うとバランスのいい音になってるのではと思う。知らんけど。

装着感。
シェルが大きいのにぴったり耳にハマり、長時間着けてても痛くなったり疲れたりはしないのでかなり良い。たまたま耳の形が合ってただけとも言う。
誰もフィットしないことで評判だったATH-IM02はなんだったんだ。
遮音性。
わからん。漏れてそう。ジョバー

そんなわけで価格からしたら概ね当たりといって差し支えないイヤフォンでした。

 
追記
イヤーピース選びなおしてfinal Eタイプ(S)にした
>> https://oflow.me/archives/1811